USDTの発行者が完全買収を目指し、サッカークラブに10億ドルを投資

世界最大のステーブルコイン、USDT USDT$1.0002を運営する暗号資産企業テザーが、人気のイタリアサッカークラブ、ユベントスFCの買収を目指しており、少数株主持分を100%に引き上げる計画です。

金曜日のブログ投稿によると、同社は金曜日に筆頭株主エクソルが保有するクラブの65.4%の株式に対して、全額現金での拘束力のある提案を提出したと発表しました。この取引が成立した場合、テザーは同じ価格でクラブの残りの株式に対して公開買付けを行う意向です。ユベントスFC SpAは上場企業であり、金曜日の終値時点での時価総額は9億2500万ドルです。

テザーは、取引が完了した場合、クラブに10億ドルを投資する「準備がある」と述べています。

「ユベントスへの関心は深い敬意と尊敬から来ています」と、生涯にわたってチームのファンであるテザーのCEOパオロ・アルドイーノは声明で述べました。「テザーは強固な財務状態にあり、安定した資本と長期的な視野でユベントスを支援する意向です。」

この入札は、テザーが暗号資産の根源を超えて、人工知能、支払い、ロボット工学、さらにはスポーツへの投資を拡大している中で行われています。同社の主力トークンである1880億ドル規模のUSDTは、急成長するステーブルコイン分野で主導的なトークンであり、新興国での支払いや貯蓄手段としてますます人気が高まっています。同社は今年の最初の9ヶ月間で純利益が100億ドルを超えたと発表しており、その大部分はUSDTを裏付ける米国債の利回りによるものです。同社はまた、116トンの金を保有しており、これは一部の中規模国の保有量を超える巨大な財産です。

テザーは現在、ユベントスの10%以上の株式を保有していますが、今年初めにイタリアのトリノを拠点とするクラブでより積極的な役割を求める意向を表明しました。

ユベントスのファントークンであるJUV（JUV）は、このニュースを受けて30%急騰しました。