Web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)が、ビットコイン(BTC)のサポート開始を12月16日に発表した。
これによりメタマスクのウォレット内で、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などの資産と同様に、BTCの取引や管理が可能になったとのこと。
BTCサポートは、メタマスクを最新版に更新するとマルチチェーンアカウント内で自動的にビットコインアドレスが生成されるとのこと。なお対応しているのは「Native Segwit」。「Taproot」については近日追加予定だという。
またメタマスク上では、法定通貨によるBTCの購入も可能になっている。支払い方法は地域によって異なるが、デビットカード・クレジットカード・Apple Pay・PayPal・銀行口座などが含まれるという。なおムーンペイ(MoonPay)を通じたBTCの購入もできるとのこと。
またメタマスク内蔵のスワップ機能により、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換ネットワークとソラナネットワークへBTCの資金移動もできるという。両ネットワークのBTCもメタマスクのビットコインアドレスへ移動可能とのことだ。
メタマスクは今年10月、複数のブロックチェーンを1つのアカウントで管理できる新機能「マルチチェーン・アカウント(Multichain Accounts)」を導入した。これにより正式にEVM対応ネットワークと非EVMネットワークを単一のアカウントで扱うことが可能になっていた。
現在メタマスクは非EVMチェーンとして今年5月からソラナ(Solana)に対応しているが、2026年にはさらに多くのネットワークが追加される予定とのことだ。
参考:メタマスク
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