この記事は、Web3開発者や運用者にとって、グローバルな開発環境の均質化や実運用条件の向上に関心がある方におすすめです。ERPCが新たにDublinリージョンを開設したことで、SolanaのDirect Shredsの配信網が拡張され、開発体験の質が向上することが期待されます。
ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)およびValidators DAOが運営するERPCは、Solana Direct Shreds(Shredstream)に新たにDublinリージョンを開設したことを発表しました。この新しいリージョンの追加により、ERPCのDirect Shredsは世界9拠点からShredsを配信する体制が整いました。
ERPCは、Jitoが提供する全リージョンをカバーし、さらなる拠点を追加することで、配信網を強化しています。Direct Shredsは、Solanaの実運用において最初に流れる一次データであるShredsの検知条件を地域差なく成立させるための基盤として設計されています。この基盤により、開発者や運用者は、どの地域にいても同じ前提条件で検証と運用を行うことが可能になります。
Solanaの実運用では、トランザクション送信、ブロック生成、Shreds検知、状態更新、周辺処理が短い周期で連続して行われます。このため、検知が遅れれば送信判断が遅れ、次に観測される状態が変わる可能性があります。したがって、最前段に位置するShredsの検知が揺らぐと、後段のすべてが影響を受けることになります。
実運用で支配的になるのは、短い時間の平均値よりも、ピーク時の遅延分布や連続稼働時の安定性です。通信のばらつきや瞬間的な切断、再接続時の挙動は、検知の空白を生み出し、その空白が送信と追従のタイミングを崩す要因となります。Direct Shredsは、この最前段の検知条件を継続的に成立させることに焦点を当てた配信基盤です。
Web3の開発環境は世界中に存在し、プロジェクトは地理条件に縛られずに組まれます。しかし、開発と運用の体験品質が特定地域に偏ると、プロジェクトの成長速度と安定性が地理条件に依存する状態になります。ERPCは、開発者や運用者がどの地域にいても同じ前提条件で検証と運用を行える環境づくりに努め、継続的な改善を行っています。
地域差が生まれる典型的な要因は、遠距離接続が常態化し、検知経路が長くなることです。距離はレイテンシだけでなく、経路上の混雑点やジッタ、瞬断リスクを増加させます。近くで捌ける地点が増えるほど、検知条件は固定され、プロジェクト側はロジックや運用設計を地理条件に引きずられずに進められます。
ヨーロッパは利用密度が高く、開発・運用の実体が集中しやすい地域です。この条件下で、単一拠点に負荷が寄りやすく、ピーク時の通信条件が変動しやすくなります。Amsterdam、Frankfurt、Londonに加え、新たにDublinを配置することで、ヨーロッパ内で近距離に収まる利用者の範囲が拡大し、各地域にとって最速検知が成立する地点が増えます。
ERPCのDirect Shredsは、以下の9リージョンから配信されています:
この配信網は、各地域で最速検知が成立する範囲を拡張し、地理条件に依存しない開発と運用の前提を整えるための基盤です。ERPCは今後も、Direct Shredsの配信品質とカバレッジを継続的に改善し、実運用条件の上限を引き上げていく方針です。
Solana Direct Shreds(Shredstream)の構成やリージョン選定、マルチリージョン活用に関する相談は、Validators DAO 公式 Discordにて受け付けています。また、詳細情報はERPC 公式サイトをご覧ください。
ERPCのDublinリージョンの開設は、SolanaのDirect Shredsにおける最速検知の成立範囲を拡張し、開発者や運用者にとってより均質で安定した環境を提供する重要なステップです。今後のさらなる展開に期待が寄せられる中、ERPCは引き続きグローバルな開発体験の向上に貢献していくことでしょう。
投稿 ERPC、Dublin リージョンを追加し Solana Direct Shreds の最速検知体制を強化した発表 は NFT-TIMES に最初に表示されました。
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