オンチェーン分析ツール「バブルマップス」は28日、ブロックチェーン上の予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」において、6つの不審なウォレットがイスラエルによるイラン攻撃前に賭けを行い、攻撃発生後に合計約120万ドル(約1.87億円)の利益を得たと報告した。
対象の予測市場は「米国は2026年2月28日までにイランを攻撃するか?」という設問で、複数のウォレットが攻撃の24時間以内に新規資金を入金した後、低確率(10〜20セント)の「Yes(はい)」ポジションを大量購入していた。
出典:ポリマーケット
最大の利益を得たウォレット「0x1caa6a7ad0c6916aef7b67946de2e57ad24846a0」(2026年2月開設)は1株あたり約10.8セントで56万680株を購入し、約56万ドル(約8,700万円)の利益を確定させた。ROIは821%を記録する。別のウォレット「0xdde15ebd95330ce69136dc0ccd810d22382e02c5」は20セントで約15万株を購入し、約15万ドル(約2,300万円)を獲得した。
バブルマップスが指摘するパターンは、①新規または長期休眠の匿名ウォレット、②攻撃直前の入金、③低オッズの一方向ベット、の三点だ。同ツールはこれを「suspected insiders(インサイダー疑惑者)」と分類しており、違法行為の確定ではないと留保している。
ポリマーケットをはじめとする予測市場は米国の賭博・証券規制の適用外となるケースが多く、インサイダー取引の法的定義が曖昧なままになっている。米議会では、トーレス下院議員による規制法案の提出検討を皮切りに、上院議員がCFTCに明確なガイダンスを要求するなど、予測市場への規制圧力が強まっている。
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インサイダーの疑いで120万ドル以上
