多くの上場ビットコインマイニング企業がAI事業への転換を図る中、トランプ一族が関与するAmerican Bitcoin(アメリカン・ビットコイン)は、ビットコイン(BTC)マイニング事業にさらに注力している。
アメリカン・ビットコインは3月3日、1万1298台のASIC(マイニング機器)を購入したと発表した。
これにより、同社が保有するマイニング機器は8万9242台に増加。ビットコインネットワークのハッシュレート(マイニングに使われる計算能力)は約28.1エクサハッシュ/秒(EH/s)に達し、EH/sベースで12%のマイニング能力向上が見込まれるという。
今回購入した機器は2026年3月に、カナダ・アルバータ州のドラムヘラーにある施設に納入、設置される予定だ。
アメリカン・ビットコインの共同創業者兼最高戦略責任者であるEric Trump(エリック・トランプ)氏は、「ビットコインが成熟するにつれ、優先事項は明確になる。それは、米国で所有され、専門的に運営されるハッシュレートを拡大することだ。そのようにして我々はビットコインネットワークを守り、イノベーションを推進し、米国におけるビットコインの未来を導いていく」と述べた。
アメリカン・ビットコインは2月26日、2025年通期の決算を発表。ビットコイン価格の下落に伴い含み損が膨らみ、純損失が1億5320万ドル(約237億4600万円、1ドル155円換算)に達したことが明らかになった。
だが、同社はビットコインの蓄積を継続している。バランスシート上のビットコイン保有量は、2025年末時点で5401BTCに達し、決算発表時点で6000BTC超に増加したという。
|文・編集:廣瀬優香
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