世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは8日、伝統的金融資産を対象とした「TradFi無期限契約(TradFi Perpetual Contracts)」の正式ローンチを発表した。これにより、暗号資産トレーダーは金や銀などの伝統的資産に24時間365日アクセスできるようになる。
バイナンスによると、第1弾として金(XAUUSDT)の無期限契約を1月5日に上場し、銀(XAGUSDT)を1月7日に追加した。今後も対象となる伝統的資産を拡大していく方針だ。
TradFi無期限契約は、従来の暗号資産無期限先物と同様、USDT建てで決済される。期限なしの契約形態を採用しており、ユーザーは実際に資産を保有することなく価格変動を取引できる。証拠金管理や決済方式も、既存の暗号資産先物と同じ仕組みを使用するため、暗号資産トレーダーにとって馴染みやすい設計となっている。
TradFi無期限契約の最大の特徴は、伝統的市場の取引時間外でも24時間365日取引が可能な点だ。バイナンスは、市場終了後の公正な価格形成を実現するため、独自のリスク管理メカニズムを導入している。
具体的には、以下の3つの仕組みで価格の安定性を確保する:
バイナンスは、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)の枠組みで包括ライセンスを取得した初のグローバル暗号資産取引所となった。
TradFi無期限契約は、金融サービス規制庁(FSRA)の規制下にある「Nest Exchange Limited」で取引され、「Nest Clearing and Custody Limited」で清算される。バイナンスは「デジタル資産規制における新たな基準を確立した」としている。
バイナンスは、TradFi無期限契約の主要なメリットとして以下を挙げている:
バイナンスのウェブサイトまたはアプリから、Futures(先物)ページで「TradFi」タブを選択することでアクセスできる。ただし、日本居住者はバイナンスグローバルの利用が制限されているため、本サービスは利用できない。
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